ゴッゴル VS カペリン 2

ここで、カペリンというものを知らない読者のために、カペリンについて説明しよう


カペリンとは、一言で言うならば、あなたがししゃもだと思って食べている魚のことである
これ以上の説明は面倒なので、読者が自分で調べてくれることを期待する


そして、前回の続き・・・


カペリンの子を身ごもってしまったゴッゴルは、“時の砂”を使った!
時間がさかのぼり、カペリンが襲いかかる直前に戻った!!


ゴッゴル(以下、ゴ)「おっと、今度はそうは行かないぞ!」
カペリン(以下、カ)「ん?何を言っているんだ?今度って何だ?」
ゴ「ん、いや、なんでもない・・・」
カ「おい!はっきりしろよ!気になるじゃないか!!」
ゴ「じゃあ、お前もはっきりしろよ。カペリンというホントの名をみんなに明かすのか、それともこのままししゃもとして生きていくのか、どっちなんだ!」
カ「そんなの決まってるじゃないか!ししゃもと偽って生きていくんだよ!“子持ちカペリン”なんて、誰も食べないだろ!」
ゴ「うん、それもそうだ」
カ「おい!そこはちょっとは否定しろよ!すげー悲しくなってくるじゃないか・・・」
ゴ「ごめんな。でも俺・・・、“子持ちカペリン”は嫌だ!」
カ「うん、お前ならそう言うと思ってたよ」
ゴ「じゃ、二人で飲みにでも行くか?」
カ「そうだな」


こうして、二人は飲みに行った・・・
もちろん、ゴッゴルが子持ちししゃも(実はカペリン)を頼んだことは言うまでも無い